BNR34 下回り防錆処理 完成
2024/11/30BNR34 下回り防錆処理 塗装編
2024/11/21BNR34 下回り防錆処理はシャーシブラックを取り除いた後はその下にあった錆を除去します。
錆を除去した後は錆止めの溶剤を塗ります。錆止め溶剤と言っても様々なものがありますが、当社では過去何種類もテストを行いベストだと思えるものを使用しています。
全ての箇所にベストではなく画像のようにかなり綺麗に錆を除去できる部分には空気と水を遮断し強固な密着性のある溶剤を使用し、パネルの奥や錆が綺麗に除去できない部分には錆の進行を抑える溶剤を使用します。
更に画像は車両が上下逆さまになっています、そうすることで通常ではできないボディ下部から上に溶剤を浸透させることが出来ます。
特にこの部分はBCNR33とBNR34では新車時からシール材が塗られていない箇所で、室内側にしかシールされていません、その為、
こちらは現在修理作業中のBCNR33のサイドステップインナーパネルですが、
このように室内にはシール材があるので下から水は入ってきませんが、フロアパネルのと間で錆が進行します。
この錆を除去するためには先ほどの画像のようにサイドステップを取り外すしか出来ませんので、穴が空くほど酷い腐食の場合は修理の為に取り外しますが、そうではない車両ではパネルを分解はしません。
しかし、それほど錆が進んでいない車両の場合でも構造は同じなので内部には少なからず錆はあると予想できます。
その為、車体を逆さまにしてこの隙間に溶剤を流し込み内部に発生してあるであろう錆を抑制するとともに、
まずは溶剤で隙間を密閉します。ただしこの溶剤は硬度が高いので硬化後車体の捻じれと経年劣化でヒビが出来る可能性がある為、
ここを塞ぐシールをします。
この後さらに2液性ウレタンコートで保護します。
BNR34 下回り防錆処理
2024/11/20年間で一番多いご依頼は下回り防錆処理です。他にいい名称が思いつかなかったので「防錆処理」と言っていますが、もちろん防錆効果は最大の狙いですが、作業の大半は錆び取り作業です。
ある意味既に防錆処理済みなのですが、問題なのは新車時に施工してあることは殆どなく基本的には錆が出てきてからその錆の上に散布している事です。
それでも何もしないよりは効果があります、多くのシャーシブラック塗料はその中に錆抑制剤が入っていますので、そのままよりは錆の進行を遅らせてくれます。
つまりこのシャーシブラック塗装の下には錆があることが予想できる上にこのシャーシブラックの上に塗装を行っても密着力も錆抑制力もシャーシブラック任せなので意味がありません。
そこでそれらを剥がすことから始めます。通常シャーシブラックは一液性で溶剤に弱く、パーツクリーナー等で剥がれてしまいます。
手作業で取れる範囲は溶剤とウエスで取り除き、
ドライアイスブラストは対象物を傷つけにくくメディアが気化して残らないのでこのような剥離作業には向いているのですが、攻撃力が弱い為錆は取り除く事が出来ません。
これらの錆を次はまた手作業で取り除きます。
錆が全体的に酷いば場合は、サンドブラストやウェットブラストなど他の方法で塗装ごと剥離しますが、総剥離は電着塗装しない場合はベアメタルの状態で空気中にさらされることになる為、次の錆リスクにつながります。
錆の範囲、深さ、シャーシブラックなどの塗布物などを総合的に見極めて作業を行います。
SEMAショー 2024
2024/11/14今年もアメリカ、ラスベガスで開催されるSEMAショーに行ってきました。今回は、
この2台が展示して頂けると言う事で例年よりすごく楽しみでした。
翌日は朝から車両搬入の為にまずは運ばれてきた車両を受け取ります。
直ぐにもう一台の搬入になりますが、会場が広すぎてもう一台がどこに到着しているのか見つけるのに会場内を探し回りました。
ベイブルの方も素晴らしい展示場所でお立ち台の上に展示になりました!このお立ち台の上に車両を載せるのが大変で・・・。
素晴らしい展示車両を見るのも、もちろん楽しいのですが、個人的にはSEMAの楽しみは、
日本ではカタログで見ることは出来てもこれだけの量を一カ所で現物確認出来ることは無いので。
工具、設備エリアだけでも一日ではとても時間がたりません・・。
バタバタしている間にSEMAショー2024も終了となりました。
2台展示と素晴らしい機会を与えて頂きありがとうございました。
これも関係者の皆様、また当社に作業をご依頼いただいている皆様のおかげです。今後もさらに上を目指して頑張りたいと思います。
BCNR33 168号車 5
2024/11/022024 R’sミーティング
2024/11/01Built by legends 車両製作 6
2024/10/2510月27日は富士スピードウェイにて開催されるR’sミーティングに出店しておりますので、お越しの際は是非お立ち寄りください。
展示車両はBBL R33の完成体と、BBL R34の製作途中になります。
当店は、ここ数年はボディのみを展示して翌年にその完成体を展示という流れになっております。今年も中途半端な一台を展示させて頂きます、中途半端故に下回りやエンジンルームなど普段は見えない部分の仕上げも確認して頂けるかと思います。
昨年は2台とも完成して
この2台はアメリカのカーショーに展示予定です、この件はまた次回に・・。
ド派手なR34を展示させて頂きます、2台とも光源と角度によって見えたり、見えなかったりする”ゴーストストライプ”をペイントで入れていますので、現車でストライプを見つけてください。