BNR32 161号車 24
2025/07/05リアメンバーリフレッシュ
2025/07/01シャーシリフレッシュ作業でもちろんリアメンバーブッシュも交換しますが、メンバーやアーム類も錆が目立つ車両が多くあります、それらの車両に対してシャーシブラックやそれに準じた吹き付け塗装でもいいのですが、ワンランク上の塗装を行います。
塗装としてのランクが上なのではなく、用途に応じて塗装も使い分ける事でより効果を発揮します。
光沢、艶など美観なのか、錆やUVへの耐久性等です。
当社で下回りのパーツやエンジン周辺パーツによく使用するのがパウダーコートやセラコートです。ここではパウダーコートについてごく簡単に紹介させていただきます。
その名の通りパウダー(粉体)を電気的に対象物に吸着させてその後高温でパウダーが溶けるまで熱して硬化させる塗装方法になります。
利点としてはパウダーが曲面や隙間に入り込むので複雑な形状にも対応でき、また電気負荷で吸着するので膜厚が均一に施工しやすいです。
そして塗膜が硬化後もある程度の柔軟性を持っていますので、密着性もいいです。
純正からサスペンションのスプリングやスタビライザーなどはパウダーコートのものが多いです。
また溶剤を使用しないことで、耐溶剤性が高く、ブレーキフルードやパーツクリーナー、オイルなどにも通常塗装に比べて耐久性が高いです。
その為飛び石などの飛来物や、高温、各種溶剤にさらされる可能性などを考えると足回りやボディ下部の部品への塗装には最適だと思っております。
ブッシュを抜き取ったリアメンバーをまずは錆や旧塗装をブラストで落とします。
BCNR33 168号車 19
2025/06/15BCNR33 168号車は、
それらを
取り付けて、補強パネルをつければ右側のステップも完成になります。
インナーの新品がまだ入手できれば交換だけで修理完了なので一瞬とはいかなくとも簡単に修理できるのですが・・・、インナーに限らず、もしすべてのパネルパーツが新品で販売しているならば作業時間は10分の1くらいなんだろなー、とか考えてしまいます。
手作りで一点づつ制作していくのは非常に時間がかかる上に、叩いて曲げて溶接したりと加工することで、新品パネルに比べて錆びやすかったり強度的に弱かったりすると思います。
理想は純正品同様プレスにて工場生産です。
ストラットタワー製造で色々と勉強になりましたが、形状の精度と強度を確保しようと思うと非常に大きな金型と高加重のプレスが必要になります、数千個単位で製造するのであれば1個あたりの価格も下げれますが、100個以下だと単価が高額になってしまいます。
価格を下げる方法もあるのですが、それはパネルの材料を柔らかく(弱く)することで金型が小さくなりプレスの圧力も小さくすることですが、それだと製品自体の強度も当然下がります。
あまり応力のかからない(必要としない)外装などであればそれでもいいですが、骨格を構成しているパネルでは問題になります。
メタルを製作できる3Dプリンターもかなり普及してきているようですので、1点ものなら今後はプリンター制作も希望があるのではと思います。
BNR32 173号車 4
2025/06/09BNR32 173号車 3
2025/06/03BCNR33 168号車 18
2025/05/31BCNR33 168号車 17
2025/05/30BNR32 173号車 2
2025/05/30BNR32 173号車は、
塗装が劣化して剥げているので、サージ、ヘッドカバー等を再塗装します。
サンドブラストだと肌が荒れたままなので、見た目も悪いですし腐食もしやすいので、
塗装までの下処理で200℃くらいで一度焼きます、ウェットブラストで水がかかっているのとアルミの巣穴などに不純物もありますので、それらを飛ばします。
パウダーコートで塗装しますので、焼き付け温度は約180℃になります、その為通常のマスキングテープでは耐えれないの耐熱マスキングテープを塗装したくない場所に施工します。
シンナーや硬化剤など溶剤を使用しないパウダーコートは耐熱性だけでなく、パーツクリーナーやブレーキフルード、エンジンオイルなどに対する耐性も通常の溶剤塗装をはるかに上回ります。
プラモデルなどの置物ではありませんので、使用環境に適した手法、材料がいいと思います。