シャーシリフレッシュとパウダーコート
2024/08/28「シャーシリフレッシュ」と呼んでいますが、ブッシュやベアリングが主な交換部品ですので、正しくはサスペンションリフレッシュなのでは?と思わなくもないのですが、シャーシリフレッシュの方が通称として通じやすいのでそのまま言っております。
この作業とよく同時に施工依頼頂くのがパウダーコートです。
シャーシブラック塗装でもいいのですが、溶剤や熱、飛び石など過酷な環境下にある足回りには、溶剤(シンナー等)を使用しないことで耐溶剤特性が高く、また塗膜に柔軟性がある為飛び石等にも強く、約200度の高温で焼き付けすることで耐熱性も高いパウダーコートがオススメです。
サスペンションアーム以外に燃料タンクの固定バンドやけん引フック、前後メンバーなどまでパウダーコートを施工した状態です。(画像はBCNR33です。)
基本的には一点づつから施工可能です、BBLコンプリートでは、
次にシャーシリフレッシュですが、一例をご紹介します。
ゴム製品のブッシュはもちろん交換ですが各ベアリングも摩耗しています、
可動部にはグリスが入っておりベアリングになっています、非分解=メンテナンス不要・・・何年程度の使用期間を想定してのことでしょうか、10年10万キロ程度ではシビアコンディションではない限りトラブルはないのかと思いますが、町乗りでも20年、30年も経過すればまずグリスがダメになっているのではと思います。
パウダーを電気の力で吸着させて約200度の高温で焼き付けます。
まだここに駆動系もリフレッシュが必要になります、デフ、ドライブシャフト、プロペラシャフト等・・。
フルレストアと言葉にするのは簡単ですが、途方もない点数の作業が必要になりますね、
今回はシャーシリフレッシュとパウダーコートに付いてご紹介させて頂きました。
BNR32 161号車 23
2024/08/28行ってきました、2024モントレーカーウィーク
2024/08/25昨年の32,33の展示に続き今年はBNR34を2台展示でモントレーカーウィーク2024に行ってきました。
ここ近年、年間5回から6回はアメリカに行っていますので、かなり慣れてきましたがそれでも約10時間のフライトは辛いです。
無事サンフランシスコに到着、ここからは車でモントレーを目指します。
あと何と言っても気候が最高です。日本出発時は38度で湿気もすごかったですが、サンフランシスコは20度くらいで乾燥していて非常に過ごしやすいです。
モントレーカーウィークと言うだけあって、この一週間はモントレーの各地で車のイベントが開催されます。
昨年もこの会場に来ましたがここは飛行場で開催されプライベートジェットやヘリも同時に展示されます。日本ではまずない雰囲気です。
BBL Mine’s R34 白はホンダジェットの隣で展示です。
到着後まず一個目のハンバーガーです、サイズが大きいのでシェアします。
こちらではBBL Mine’s R34のベイブルと
翌日はラグナセカサーキットへ、このサーキットと言えば名物が、
学生時代にプレイステーションのグランツーリスモでしか知らなっかたので、実物は初めてですが想像以上の落差です。
表彰されるときは表彰台まで全ての車両が自走で走っていました。
旧車どころではなく、馬車に近いような車両までレストアされ実働していました。
今年もGT-Rを通じて非常に大きな刺激を受けることが出来ました、価格の高騰、部品の欠品、相次ぐ故障と古い車両を維持していくのは簡単なことではありませんが、それらを乗り越え如何に楽しむか、というのを教わった気がします。
2024モントレーカーウィーク
2024/08/12Mine’s エンジン搭載
2024/08/09BNR32 161号車 22
2024/08/09新製品販売開始 BNR32用 リアフェンダーリペアパネル
2024/08/05新製品販売開始です、BNR32用リアフェンダーリペアパネルになります。
BNR32のよく錆びるポイントであるリアフェンダー下部です、特にマッドガードの裏側とドラフター(圧抜きダクト)のある右側はよく錆びが発生します、
内部から発生する錆なので表面から簡単に処置した程度ではまたすぐに再発します。
理想はリアフェンダー(リアクォーターパネル)交換ですが、交換の為にはクォーターガラスとリアウィンドウを外し内装も分解、さらに塗装の範囲も大きくなりコストも大きくなります。
コストを抑えて修理しようとしても欠損部分のパネルを手作業で作るにはそれなりの時間がかかりますので、結果的にそこまでコストを小さくすることが難しかったりします。
表面錆を軽く落として錆止め塗ってパテで成形して部分塗装
・コストは抑えられるが状況によっては数カ月程度で錆の再発の可能性がある。
部分切開、欠損部分のパネルを作り接合修理
・内部から発生してる為に錆を除去していくと外から見ていたより大きな穴となり結果的にパネルの作成範囲と塗装範囲も広くそれなりにコストがかかる。
リアフェンダー交換
・パネル交換することで錆リスクはかなり低くなるが、各ウインドウの脱着や内装の分解、塗装範囲の増加など必要部品代金も入れると大掛かりな修理になる。
この箇所の修理方法は大きく分けてこの3つの方法になりますが、一長一短ありどの方法を選ぶか悩ましところです。
そこで
リアフェンダー交換まで必要ない程度であったり、交換よりコストを抑えたい時に使用できるパネルです。
形状は実車両より3Dスキャナーにて計測、データ化して金型より製作しています。使用材料も自動車用鋼板を使用しています。
また
取り付け易いように突き合わせ形状ではなく、「のりしろ」を付けていますので、この部分を
純正パネルの下側に入れることで溶接するにしても突き合わせ溶接より溶接が簡単になり、パネルボンド等でも接合が可能になります。
錆範囲が小さい場合などは必要部分のみをカットして使用しただいてもいいと思います。
部品価格も年々高騰していますので、リアフェンダーパネル交換と、パテ等による簡易修理の中間の修理にご利用いただければと思い製作致しました。