BCNR33 168号車 6

2024/11/30

BCNR33 168号車は、少しづつにはなりますが、

IMG_9793錆で欠損していた箇所を復元していきます、

IMG_0154まずは一枚目を

IMG_0162そして2枚目も復元完了です。

 

BNR34 下回り防錆処理 完成

2024/11/30

BNR34 下回り防錆処理ですが、シーリング完了後は2液性ウレタンコートの散布になります。

俗にチッピングコート、アンダーコートと呼ばれる厚みと弾性があり飛び石などからボディ下回りを保護する目的で散布します。

錆止めと同じく缶スプレーの簡易的なものから、硬化剤と混合して非常に強固な保護力のあるものまで種類は様々です。

IMG_0298材料の選定は新しい物が販売されたり、発見する度に行っています。

画像は2液性を2社と同じ会社の種類違いです。数年前に散布して飛び石に対する耐性も調べるためにサンドブラストを当てています。その後屋外放置で耐久性のテスト中です。

IMG_01522液性溶剤、そしてシーリングと施工して、

IMG_0161その後前面にこの2液性ウレタンコートを散布します。

IMG_0160完成です。

その後、

IMG_7795ボディ同色塗装を行い完成になります。

BNR34 下回り防錆処理 塗装編

2024/11/21

BNR34 下回り防錆処理はシャーシブラックを取り除いた後はその下にあった錆を除去します。

IMG_0134錆を除去した後は錆止めの溶剤を塗ります。錆止め溶剤と言っても様々なものがありますが、当社では過去何種類もテストを行いベストだと思えるものを使用しています。

全ての箇所にベストではなく画像のようにかなり綺麗に錆を除去できる部分には空気と水を遮断し強固な密着性のある溶剤を使用し、パネルの奥や錆が綺麗に除去できない部分には錆の進行を抑える溶剤を使用します。

更に画像は車両が上下逆さまになっています、そうすることで通常ではできないボディ下部から上に溶剤を浸透させることが出来ます。

特にこの部分はBCNR33とBNR34では新車時からシール材が塗られていない箇所で、室内側にしかシールされていません、その為、

IMG_9802こちらは現在修理作業中のBCNR33のサイドステップインナーパネルですが、

image22このように室内にはシール材があるので下から水は入ってきませんが、フロアパネルのと間で錆が進行します。

IMG_0134この錆を除去するためには先ほどの画像のようにサイドステップを取り外すしか出来ませんので、穴が空くほど酷い腐食の場合は修理の為に取り外しますが、そうではない車両ではパネルを分解はしません。

しかし、それほど錆が進んでいない車両の場合でも構造は同じなので内部には少なからず錆はあると予想できます。

その為、車体を逆さまにしてこの隙間に溶剤を流し込み内部に発生してあるであろう錆を抑制するとともに、

IMG_0151まずは溶剤で隙間を密閉します。ただしこの溶剤は硬度が高いので硬化後車体の捻じれと経年劣化でヒビが出来る可能性がある為、

IMG_0152硬化後、その上からシール材にてさらに密閉します。

image33

 

ここを塞ぐシールをします。

この後さらに2液性ウレタンコートで保護します。

 

BNR34 下回り防錆処理

2024/11/20

年間で一番多いご依頼は下回り防錆処理です。他にいい名称が思いつかなかったので「防錆処理」と言っていますが、もちろん防錆効果は最大の狙いですが、作業の大半は錆び取り作業です。

IMG_0019今回の車両は

IMG_0020全面シャーシブラック塗装済みです。

IMG_7597まずは洗車から。

IMG_0022洗剤と高圧洗浄機ではシャーシブラックは落とせません。

ある意味既に防錆処理済みなのですが、問題なのは新車時に施工してあることは殆どなく基本的には錆が出てきてからその錆の上に散布している事です。

それでも何もしないよりは効果があります、多くのシャーシブラック塗料はその中に錆抑制剤が入っていますので、そのままよりは錆の進行を遅らせてくれます。

つまりこのシャーシブラック塗装の下には錆があることが予想できる上にこのシャーシブラックの上に塗装を行っても密着力も錆抑制力もシャーシブラック任せなので意味がありません。

IMG_0026そこでそれらを剥がすことから始めます。通常シャーシブラックは一液性で溶剤に弱く、パーツクリーナー等で剥がれてしまいます。

手作業で取れる範囲は溶剤とウエスで取り除き、

IMG_7604手が入りにくい箇所はドライアイスブラストで剥がします。

IMG_0078ドライアイスブラストは対象物を傷つけにくくメディアが気化して残らないのでこのような剥離作業には向いているのですが、攻撃力が弱い為錆は取り除く事が出来ません。

IMG_0079シャーシブラックの下の錆です。

これらの錆を次はまた手作業で取り除きます。

錆が全体的に酷いば場合は、サンドブラストやウェットブラストなど他の方法で塗装ごと剥離しますが、総剥離は電着塗装しない場合はベアメタルの状態で空気中にさらされることになる為、次の錆リスクにつながります。

 

錆の範囲、深さ、シャーシブラックなどの塗布物などを総合的に見極めて作業を行います。

IMG_0126現在は2台同時進行で、その後も続きます。

SEMAショー 2024

2024/11/14

今年もアメリカ、ラスベガスで開催されるSEMAショーに行ってきました。今回は、

IMG_4534昨年のR’sミーティングで展示させて頂いた、

IMG_E8541この2台が展示して頂けると言う事で例年よりすごく楽しみでした。

IMG_9820約10時間のフライトと経てあずはロサンゼルスに到着。

IMG_9831レンタカーを借りて、

IMG_9827ラスベガスを目指しますが、約5時間くらいかかりますので、

IMG_9830まずは食事、最初のハンバーガー。

IMG_9842ラスベガス到着時には日が暮れていました。

IMG_9835夜はピザとタコスを食べて翌日に備えて早めの就寝。

IMG_9856翌日は朝から車両搬入の為にまずは運ばれてきた車両を受け取ります。

IMG_9858無事に到着しているのを確認して、

IMG_9860自走で搬入。

IMG_9943展示完了です。

直ぐにもう一台の搬入になりますが、会場が広すぎてもう一台がどこに到着しているのか見つけるのに会場内を探し回りました。

IMG_9924ベイブルの方も素晴らしい展示場所でお立ち台の上に展示になりました!このお立ち台の上に車両を載せるのが大変で・・・。

IMG_9973色々な材料を集めてきてなんとか台に上がることが出来ました。

IMG_9938そして開催となりました。

IMG_9940何度来てもその規模と熱量ですかね、

IMG_9941圧倒されます。

素晴らしい展示車両を見るのも、もちろん楽しいのですが、個人的にはSEMAの楽しみは、

IMG_9894設備、工具です。

IMG_9893こちらも質、量ともに桁違いです。

IMG_9895日本ではカタログで見ることは出来てもこれだけの量を一カ所で現物確認出来ることは無いので。

IMG_9910工具、設備エリアだけでも一日ではとても時間がたりません・・。

IMG_9901

バタバタしている間にSEMAショー2024も終了となりました。

2台展示と素晴らしい機会を与えて頂きありがとうございました。

これも関係者の皆様、また当社に作業をご依頼いただいている皆様のおかげです。今後もさらに上を目指して頑張りたいと思います。

 

 

BCNR33 168号車 5

2024/11/02

BCNR33 168号車は、パネルの製作点数が多く、進行が少しづつにはなりますが、

IMG_8154ステップインナーとフェンダーインナーを製作して

IMG_8289さらに内部から作業します、

IMG_7762フロアの錆も少し突くと

IMG_7909室内へ貫通しましたので、

IMG_8305重なるパネルを作成して復元

 

IMG_9792

そこからステップ側も腐食箇所を復元、

IMG_9789次はリアのここ部分を、

IMG_9793作成して交換します。

2024 R’sミーティング

2024/11/01

2024 R’sミーティング参加された皆様お疲れ様でした。

IMG_9682完成車と製作途中の2台を展示させて頂きました。心配していた雨もギリギリ持ちこたえてくれました。

IMG_9675帰ってからは製作再開です。

そして来週からは、

IMG_4534R’Sミーティング2023で展示させていただいた、この2台がアメリカ ラスベガスで開催されるSEMAショー2024に展示されますので、参加してきます。

 

 

Built by legends 車両製作 6

2024/10/25

10月27日は富士スピードウェイにて開催されるR’sミーティングに出店しておりますので、お越しの際は是非お立ち寄りください。

展示車両はBBL R33の完成体と、BBL R34の製作途中になります。

当店は、ここ数年はボディのみを展示して翌年にその完成体を展示という流れになっております。今年も中途半端な一台を展示させて頂きます、中途半端故に下回りやエンジンルームなど普段は見えない部分の仕上げも確認して頂けるかと思います。

IMG_85612年前に展示したR34は、

IMG_8560外装の差こそあれボディのみでしたが、

昨年は2台とも完成して

IMG_4534完成体を展示、

IMG_E8541この2台はアメリカのカーショーに展示予定です、この件はまた次回に・・。

IMG_9393今年のR’sはまずはR33と

IMG_7254ド派手なR34を展示させて頂きます、2台とも光源と角度によって見えたり、見えなかったりする”ゴーストストライプ”をペイントで入れていますので、現車でストライプを見つけてください。

IMG_9599

 

 

Built by legends 車両製作 5

2024/10/17

BBL車両ですが、今年のR’sミーティングに展示させて頂きますので、お越しの際には是非当店ブースにもお立ち寄りください。

エンジンはMine’sコンプリートエンジンです、エンジン始動とセッティングにMine’s中山氏にお越しいただき作業して頂いております。

IMG_9544その隣のリフトでは、

IMG_9537次のBBL車両の分解がはじまっています。

IMG_9487さらにその隣のリフトではVスペック2が完成しましたので、

IMG_9498間もなく納車となります。やはりベイサイドブルーはBNR34によく似あいますね。

 

 

Built by legends 車両製作 4

2024/10/08

Built by legends 車両では、ほぼすべての部品に対して何かしらの手を加えています、新品が入手できる物は新品ですが、そのまま取り付けるのではなくデザインの為であったり性能を上げる為に加工や塗装を行います。

すでに生産廃止の部品に関しても点検整備、分解整備とアップデートを行います。

IMG_9435ワイパーモーターですが、完全分解してパーツごとに加工、処理します。

IMG_9452足回りのパーツだけではなくこのあたりの部品も旧塗装と錆を総剥離して

IMG_9453パウダーコートします。

IMG_9456マインズチタンマフラーはセラコートで美観と断熱性能を持たせます。