ブラストの色々

2024/07/10

対象物と状況に応じて各種ブラストを使い分けていますが、今回は、

SnapshotRB26のヘッドですが、このエンジンはフルOHではなく分解、確認のみですのでバルブも外しません、その為洗浄するにも通常であれば洗剤とブラシで洗う程度ですが、弊社ではドライアイスブラストを導入していますので、そちらを使用します、

Snapshot_1装置にドライアイスを投入し打ち出します、

Snapshot_2数秒で頑固なスラッジやカーボンが除去できます、ここでのポイントは洗浄力ではなく洗浄するためのメディアがドライアイスだと言う事です、分解しないヘッドですのでウェットブラストなどで洗浄すると各部にメディアが入り込みトラブルを起こします、おそらく完全に分解していても複雑な形状である為、メディア残留のリスクは残ります。

ドライアイスの場合一瞬で気化しますのでメディアが残らないのが最大の利点です。

次に

IMG_6248BNR34の下回りですが、

IMG_6249塗布されているシャーシブラックを除去してみます。

IMG_6253すると、

IMG_6257シャーシブラックは綺麗に取れましたが、

IMG_6258その下の錆や塗装の下に発生している錆の剥離が出来ていません、その為ここは別の方法で錆を除去する必要があります。

今回はドライアイスブラストがメインですが、各ブラストそれぞれに向き不向きがあり、対象物とその状況(分解可能かどうか、ブラスト後洗浄できるのか)を加味して機材の選択が必要だと思います。