2024/08/25
昨年の32,33の展示に続き今年はBNR34を2台展示でモントレーカーウィーク2024に行ってきました。
ここ近年、年間5回から6回はアメリカに行っていますので、かなり慣れてきましたがそれでも約10時間のフライトは辛いです。
無事サンフランシスコに到着、ここからは車でモントレーを目指します。
海岸線を走るので非常に気持ちいいです。
あと何と言っても気候が最高です。日本出発時は38度で湿気もすごかったですが、サンフランシスコは20度くらいで乾燥していて非常に過ごしやすいです。
まずは最初の展示会場モトレックスへ、
モントレーカーウィークと言うだけあって、この一週間はモントレーの各地で車のイベントが開催されます。
昨年もこの会場に来ましたがここは飛行場で開催されプライベートジェットやヘリも同時に展示されます。日本ではまずない雰囲気です。
BBL Mine’s R34 白はホンダジェットの隣で展示です。
ジャンルも多様な車両が展示されます。
今年も素晴らしい車両が多く展示されていました。
すごい造り込みです。
到着後まず一個目のハンバーガーです、サイズが大きいのでシェアします。
翌日はペブルビーチへ移動します。
こちらではBBL Mine’s R34のベイブルと
昨日の白を輸送しての2台展示です。
多くの人に見ていただけました。
ペブルビーチの展示車両も強烈です。
見たことない車がいっぱいです。
翌日はラグナセカサーキットへ、このサーキットと言えば名物が、
コークスクリューです。
学生時代にプレイステーションのグランツーリスモでしか知らなっかたので、実物は初めてですが想像以上の落差です。
空気が乾燥していて天候もいいので、日焼けが凄いです。
昼はもう何個目になるのか分からないハンバーガーを食べて、
夜はタコスにしました。
最終日はペブルビーチのコンクールドエレガンスを見学へ、
ここは更に別世界の気品あふれるイベントになっていました、
表彰されるときは表彰台まで全ての車両が自走で走っていました。
旧車どころではなく、馬車に近いような車両までレストアされ実働していました。
今年もGT-Rを通じて非常に大きな刺激を受けることが出来ました、価格の高騰、部品の欠品、相次ぐ故障と古い車両を維持していくのは簡単なことではありませんが、それらを乗り越え如何に楽しむか、というのを教わった気がします。
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2024/08/12
8月14日より21日までアメリカで開催されるモントレーカーウィークに当社でボディ、サスペンション等製作させて頂いたBBL Mine’s R34が展示されますので、参加してきます。
今月号のGT-Rマガジンに掲載して頂いたこの2台になります。
日本ではお盆期間と重なっておりますが、この間私は不在です。
店舗はスタッフが交代で出勤しており営業しておりますが、作業は予約分のみとなっており、ご来店の対応も不可となっておりますのでご了承ください。
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2024/08/09
マインズリビルトエンジン搭載の為にマインズよりエンジンと共に中山氏にもお越しいただきました。
各種パーツも一緒に到着です。
搭載準備に入ります。
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2024/08/09
BNR32 161号車は、
ボディ本体の塗装も完了しました。
欠品していたホース類も日産がお盆休みに入る前に入荷しましたので、後は組み付けで完成になります。
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2024/08/05
新製品販売開始です、BNR32用リアフェンダーリペアパネルになります。
BNR32のよく錆びるポイントであるリアフェンダー下部です、特にマッドガードの裏側とドラフター(圧抜きダクト)のある右側はよく錆びが発生します、
内部から発生する錆なので表面から簡単に処置した程度ではまたすぐに再発します。
理想はリアフェンダー(リアクォーターパネル)交換ですが、交換の為にはクォーターガラスとリアウィンドウを外し内装も分解、さらに塗装の範囲も大きくなりコストも大きくなります。
コストを抑えて修理しようとしても欠損部分のパネルを手作業で作るにはそれなりの時間がかかりますので、結果的にそこまでコストを小さくすることが難しかったりします。
表面錆を軽く落として錆止め塗ってパテで成形して部分塗装
・コストは抑えられるが状況によっては数カ月程度で錆の再発の可能性がある。
部分切開、欠損部分のパネルを作り接合修理
・内部から発生してる為に錆を除去していくと外から見ていたより大きな穴となり結果的にパネルの作成範囲と塗装範囲も広くそれなりにコストがかかる。
リアフェンダー交換
・パネル交換することで錆リスクはかなり低くなるが、各ウインドウの脱着や内装の分解、塗装範囲の増加など必要部品代金も入れると大掛かりな修理になる。
この箇所の修理方法は大きく分けてこの3つの方法になりますが、一長一短ありどの方法を選ぶか悩ましところです。
そこで
リペア用のパネルを製作致しました。
リアフェンダー交換まで必要ない程度であったり、交換よりコストを抑えたい時に使用できるパネルです。
形状は実車両より3Dスキャナーにて計測、データ化して金型より製作しています。使用材料も自動車用鋼板を使用しています。
純正パネルを切断して使用します、
また
取り付け易いように突き合わせ形状ではなく、「のりしろ」を付けていますので、この部分を
純正パネルの下側に入れることで溶接するにしても突き合わせ溶接より溶接が簡単になり、パネルボンド等でも接合が可能になります。
錆範囲が小さい場合などは必要部分のみをカットして使用しただいてもいいと思います。
部品価格も年々高騰していますので、リアフェンダーパネル交換と、パテ等による簡易修理の中間の修理にご利用いただければと思い製作致しました。
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2024/08/05
BNR32 161号車は、エンジンのリフレッシュも完了し、後はボディの塗装の仕上げのみです、
各パーツから順に仕上げ塗装を行っています。
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2024/07/26
自動車のボディは複数のパネルから出来ていますが、各隙間には必要に応じて防水の為にシール材が充填されています、ただ完全密閉が出来ない箇所は水が早く抜けるようにシールしない方がいい箇所もあります。
シール材は最初は柔軟でボディパネルの動きにも追従しますが、経年劣化で徐々に硬化しひび割れてしまいます。そのような個所から水が進入し錆が発生します。
BCNR33とBNR34で錆びやすいストラットタワーはそもそもシールされていませんので当然ですが、それ以外にも錆びやすいポイントがいくつかありますが、その中でリアのタイヤハウスのインナーとアウターの隙間があります。
既に錆が見えていると思いますがこの隙間です、
周辺のシール材のひび割れが見えると思います。
このヒビから水が進入しています、カチカチになっているシール材を剥がしていくと、
シール材とアンダーコートの下で錆が発生しています、
反対側も同じ部分で
錆が発生しています。
この程度ならまだ軽症ですので、表面から出来る限り錆を取り除きます、
更に隙間の内部にも錆は有ると思いますが、そこの錆を取り除くにはパネルを切開するしかありません、切開すると言う事は修復に溶接を必要とします。
すると今後は溶接の影響でまたその部分が錆びやすくなりますので、万全を尽くすには溶接後、どぶ漬け、電着塗装です。
しかし少しの錆で全車電着塗装をいう訳にもいかないので、上記程度の状態であればこの隙間にエポキシ系の溶剤を流し込みます、その溶剤が錆に作用しさらに水と空気を遮断します。
しかし通常の状態では重力の問題で隙間に流し込むことは出来ないので、このように車両を回転させ天地逆さまにして充填します。
硬化後、その隙間に新しくシール材を充填してその上にウレタンコートを散布しさらに塗装して仕上げます。
今回は軽症だったのでこのような処置で対応出来ましたが、ほおっておくと
室内まで錆が進行して、
大掛かりな修理が必要になります。
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2024/07/21
BNR32 161号車は、エンジンの作業を進めつつボディも本塗装に入ります、
当店では、基本的に塗装の場合、全面に下地塗装を行います。今後の耐久性もですが旧塗装との密着や旧塗装、下地からの影響を遮断する目的もあります。さらに161号車は
ボンネット、フロントフェンダー、ルーフに塗装の剥離が数カ所ありました、この症状は経年劣化(主に紫外線)により起こりますが、一部で始まっているという事はどこが剥げてもおかしくない状態であると思われます、そのような塗装の上に如何に綺麗な塗装を行っても下地から剥離してしまうと元も子も無いので、このような状態の外装では、旧塗装の総剥離をします。
ボンネット、フロントフェンダー
ルーフを総剥離して、リアフェンダー左右は張り替えですので、外装の多くの部分は総剥離からの作業になります。
今回は電着塗装は行いませんので、それぞれの材質に合わせたプライマーを塗装して、その上に下地塗装をさらに行います。
そしてボディ色塗装ですので、161号車は純正のソリッドカラーですがクリアコートも行いますので、4コートの塗装作業になります。
更に各塗装の乾燥工程も十分にとる方がいいと思いますので、当店ではブース内にて60度で約1時間乾燥させたあと、自然乾燥で3週間程度期間を置いてから本塗装に移ります。
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2024/07/14
BNR32 166号車は、
リアメンバー取り付けブラケットの錆が、
かなり酷かったので、
そのまま錆の上にシャーシブラックでは耐久性があまりに低いので、ブラストで塗装も錆も剥離して、
パウダーコートで仕上げました。
膜厚があり柔軟性もあるので、飛び石などにも強く、溶剤にも耐性があります。
塗装の終わっているボディへ組み付けます。
フロントも完了です。
BNR32は燃料タンクで見えなくなるので余計に錆の発見が遅れて大事にになるスペアタイヤハウスとその両脇のメインフレームはより入念に塗装、保護しています。
完成までもう少しです。
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