リビルトボディ 販売開始
2020/07/31リビルトボディ製作工程です、
こちらがベース車両の着手前です、このまま部品取りにと思っていましたが、「まだこの車は生きている」と思い、作業開始しました。
既に多くのパーツは付いていない状態ですので、リフトで回送して
骨格表面に発生している錆をウェットブラストにて取り除きます、
ワイヤーブラシなどでは表面の錆はある程度それても完全に取り除くことは難しいですが、
錆を除去したら、乾燥させてからまずはプライマーを塗装します。
ブラストで地肌が露出してしまった部分はあまり長時間空気に触れさせたくはないので一旦すぐにプライマーを塗装しておきます。
次は器具に取り付けて回転させてまずは、洗浄、塗装作業に入るまでに下回りは特に油汚れなどがありますので、それを落とします。
乾燥後は防錆処理です、ボディを回転させるのは作業のしやすさもありますが、それ以上にこのように防錆剤などを車体を逆さまにすることで通常では施工できない方向へ充填させることが可能になるからです、リビルトボディと言ってもパネルパーツをばらして組み立てるわけではないので、このようなサイドシルのパネルの隙間など表面には見えていなくても細部で錆が発生している可能がある部分は、ボディを回転させながら各パネルの隙間に充填していきます。
少し画像は前後しますが、かなり悩んだボディ補強を開口部にだけ行う事にしました、
ボディを全塗装しますので、このタイミングで行うのがいいでしょうし、なにより走らせたとき、見た目はノーマルと何ら変わらないのにノーマルより剛性感、しっかり感が味わえるボディは楽しいと思いますので、またリビルトボディを購入し箱替えされる方にも綺麗になっただけでなく、剛性アップしたボディの方が喜んでいただけるかと思います。
次に純正では入っていない箇所まで防錆の為に手作業にて入念にシーリング作業を行います、
また純正のシール材も経年劣化で弾性を失いこのようにひび割れ、雨水の侵入を許し錆の原因となります、このようなシールは一度剥がして、再度シーリングします。
シーリングが終わるとその上に2液性ウレタンコートを前面に散布します、下半分が散布済みです。
そしてボディ色を塗装します、もちろん、ベース色そしてクリアも塗装します。
エンジンルームももちろん外装同様に塗装します、さらにノーマルとの違いが分かりますか?ストラット部のシールが一見ないように見えますが、隙間にしっかりと施工してあります、ノーマルの機械で施工した飾りのようなシールは再現していません、ここのシールは、つけるタワーバーによっては挟まれてつぶされ、塗装も割れると美観も良くありませんので。
当店でのストラット部の仕上げはこれからこれで行こうと思っています(Mine’s R34も同じシールレス仕様です)、もちろんノーマル風再現も行えますが。
塗装パーツは全て塗装済みですので、あとはパーツの組み付けで仕上がります。
「リビルトボディ」第1弾として販売開始します、現在お乗りのBCNR33からの移植はもちろん、指定のショップ様へボディのみでの回送も行いますので、是非お問い合わせください。