BCNR33 018号車 リフレッシュ 2

2013/10/20

BCNR33 018号車の作業進行状況です。

エンジン関係のリフレッシュは終盤でしたが、タービンのチェックをすると、タービンの寿命が
近そう(もしくはもう終わってる)なので、交換します。

最後まで見なかったのは、実走行では、特に違和感もなく、過給もシッカリしていて、異音も無かったので問題無しと思っていたのですが、ばらしてみると、オイル漏れとリアタービンは羽も少し重たかったので交換します。

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いつもは、R34中古タービンなど使うんですが、良い中古のストックが無いので、今回は、フルオーバーホール済み、リビルトタービンに交換です。

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エンジンが降りた状態ですとタービン交換も楽勝です。

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交換完了です。各ガスケット類も新品になり、リフレッシュできました。

続いてボディの防錆処理も始めます。

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まずは、洗浄から始めます。汚れた状態ですと塗装、シール材も上手く密着しませんので

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洗浄完了です。

 

今までの当店のR32の防錆処理と基本は同じように施工しますが、R33特有のポイントもありますので、まずはそこから

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現在お預かり、作業中の、BCNR33 錆修理 の車両と、前回作業した、当店のオーテックの画像ですが、R33のフロア面ですが、パネルの合わせ方が、後ろから前向きになっている部分があり、当然走行中の水しぶき、融雪剤などは、前から後ろにかかりますので、その部分に侵入します。

純正ではその部分がシーリングされていませんので、ここから錆が良く発生、進行します。

またここは、複数のパネルが合わさっており、当店のオーテックでも非常に修理が困難だった場所ですので、少しでも錆びにくくしたいです。

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当店のオーテック作業中画像ですが、ここが錆びるとこのように複雑な部分ですので、進行が進むと厄介です。

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018号車はまだ表に出てくるような錆、腐食が発生していませんので、今のうちに対策しておきます。

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まずは、オーテックでも重宝した、特殊な溶剤を流し込み、内部を少しでも密閉させます。

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続いてシーリングをします。溶剤にしても、シールにしても、オーテックのように車体を裏返しに出来ませんので、作業効率は悪いですが、それでも効果は抜群かと思います。

この後乾燥させて、チッピング塗装を行います。

 

さらにR33特有ポイントですが、

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左タイヤハウス内ですが、小さな純正チッピング塗装及び、シールの亀裂が見えますか??

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この部分です。何台かR33見ましたが、左右で形状が違いますので、左のこの部分にだけ年数経過で亀裂が入ります。
もちろんパネル、骨格の亀裂ではなく、シール材が、古くなって硬くなり割れてきているだけです。

ただこの亀裂から、水、融雪剤が浸入し、

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ウチのオーテックのようにこのような錆が進行します。
ここも、修理が非常に厄介です。

 

 

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ですので、018号車も亀裂だけのうちに再処理しておきます。
純正でシーリングしてくれていますが、ボディのひねりなどが起きる個所は、10年以上前のシール材では硬化して対応できませんので、新たにシールしておきます。

この部分は、ウチのオーテックが酷いだけで、めったに内部まで進行している車両はありません、018号車も大丈夫でした、ただ今後の対策です。

次はサイドステップです。

 

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いきなりこの画像では解りにくいですが、サイドステップのインナーパネルです。
この部分は純正でシールされておらず、下から錆びてきますので、

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018号車は対策しておきます。

まだまだこのような個所はありますが、比較的作業しやすく、効果も高そうな部分を施工いたしました。
シーリング後その部分は、チッピング塗装にてさらに保護しておきます。

 

錆びた後も、錆びる前もお任せください。

ガレージヨシダ

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