BNR32 059号車 フルリフレッシュ 24

2018/06/29

BNR32 059号車 フルリフレッシュですが、エンジンも間もなく搭載可能になるとこもあり、また新店舗でリフトの台数が増えたことでボディの組み立ても取り掛かれます。

IMG_2968組み付け作業開始です。

IMG_3107この車両は、融雪剤の影響で下回りの錆が酷く

IMG_3072各部穴が開いております。

IMG_3103メインフレームの損傷も酷く走行することが危険なレベルです。

IMG_3105日本の車検制度に錆によるボディの強度不足を検査していないことが不思議です、電球が一個切れているのも危険ですが、フレームがこのような状態の車両が事故でも起こした場合の損傷や、走行中の振動でフレームが外れたりすることによる、事故の可能性など考えられていないのでしょうか、そこまで乗ることを考えていないのでしょう。

IMG_4853新品部品は生産廃止でないので、一台ドナーとして犠牲にすることで059号車は復活できました。

IMG_2992下地塗装、シーリング、2液性ウレタンコート、ボディ同色塗装、ボディ色がクリアとの2コートですので、4重の塗装でボディを守ります。

IMG_3002もう錆による穴はありません。

IMG_3007現在の私に出来る最善を尽くしました。

IMG_2975下回りもそうですが、新車の再現や純正復元にこだわらず、いいと思う事を実施しました、エンジンルームも艶を出して、純正のような透けのない塗装で仕上げています。

もちろん新車時のようにすることもいいと思います、仕上げの価値観は人それぞれだと思います、ただ量産車は多くの部分を機械が作っています、もちろん精度の上で機械がいい部分もありますが、基本的には量産性、コストの面で機械が優れているからです。

 

レストアと言いますか、古い車両を修理する場合、人の手で行うしか基本的にはありませんが、せっかく人の手で一台一台、作業するのですから量産機械の真似をして作る必要はないのかなと思います。

 

しかもレストア、修理の場合、新車と違うのは作る前から乗り手、オーナーが既にいることです。誰が、どこで、どんなふうに乗るのかわからない新車の製造時と違い、乗り手の希望や意見を反映させて作ることが出来るのも古くなった車両を直す良さかと思います。

IMG_2985錆の修理は終わりましたので、まだ車はドンガラの状態ですが、作業は終盤です。

早くオーナー様に、新しく復活したR32GT-Rに乗っていただきたいと思いますので、日々頑張るのみです。