BCNR33 オーテックバージョン 錆からの復活 12

2013/08/11

BCNR33オーテックですが、錆によって欠損した部分の再生作業に入ります。

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まずは、右側から始めます。

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まずは錆びている部分をカットします。ワイヤーブラシなどで落とせる部分は落とします。

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GTSからカットした部分をオーテックに合わせて成形し溶接、復元します。
鉄板以外での復元方法もありますが、このような一部分といえど、ボディの大事な部分で、
しかも隅のパネルが集まっている部分ですので、強度的にも重要です。

 

FRPやアルミなどの方が成形、加工はやりやすく、今後
その部分は素材自体が錆ませんので、錆にもいいのですが、万が一、追突事故や、クラッシュの際
潰れることにより、衝突時のエネルギーを分散、吸収しますが、純正の鉄より弱い素材ですと、
十分に分散、吸収できず、より内部にダメージが入ります。

 

もちろん乗員へのダメージとなりかねません、その為、こういう欠損部の再生時には、純正の鉄より
弱い素材は私は、使用しません。
この部分だけは今後の錆発生の確率より強度優先です。

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極力パテも少なく済むように鉄板で成型します。

 

今回のように裏側もパネルを外している場合は、裏面も防錆処理がしっかりできるので、溶接でも錆に対して対策できます。