BNR32 072号車 5
2016/09/30072号車はシャーシと同時にエンジンのリフレッシュも行います、ステージ1&2+ヘッドガスケットをメタルに交換します。
072号車はすでにBNR34リビルトエンジンが搭載されていたのですが、補機類などは、BNR32からほぼそのまま移植されているようです。
ここも、もちろん漏れていなければそれでいいですが、液体ガスケットの塗り方があまりにも・・・。
ヘッドカバーを外しました、えんじんの走行距離が少ないのでヘッド内部はさすがに綺麗ですね。
シリンダーも傷もなく綺麗です、ピストントップは前オーナーが年配の方で乗り方も大人しかったようでカーボンが少々たまっています。
内部にガスケットのカスが入らないように傾けながら清掃、ピストンも出来るだけキレイにしておきます。
ついでに純正のヘッドボルトワッシャーはこのように陥没するので
こちらも東名の強化ワッシャーに。ワッシャーがボルトを締めた状態から陥没するということはその分トルクが抜けますので、ガスケット抜けの原因になります。
エンジンOHや、このようなヘッドガスケット交換も、一概に費用がいくらで高いか安いかの判断が難しいですし、言いにくいです。
このエンジンのように補機類もそのまま清掃もせずに移植、搭載であれば、エンジンの交換も安くできますが、せっかくなので各部点検、交換してからにしたいですよね。
さっとパーツクリーナーで・・・、もいいですが、もっと綺麗に出来る方法を知っていて、しかも出来るなら、
やった方が私も組んでいて嬉しいですし、次のユーザーも嬉しいはず・・・
このような清掃作業、ブラスト作業は費用に計算していません、それらを含んが、トータルの作業工賃を設定していますが、何がベストかは難しいですね、安さのみを求める方には、このような作業を省いて少しでも価格を抑えた方がいいのかと思いますが・・・・。
その先に、出来上がった車両がいい車でないのなら、その作業、その仕事、そのものが、いい”もの”ではなくなる気がします。