BNR32 046号車 ボディアライメント計測
2016/04/10電着塗装を行った046号車ですが、フレームだけの状態ですので、ボディアライメントの計測も行いました。
これからフレームのみでも販売いたしますので、今後のメニューです。
BNR32だけならず、BCNR33、BNR34も修復暦、事故歴のない車両はどんどん減ってきています。
当店の販売車両も基本的には修復暦無しを揃えたいのですが、だんだん難しくなってきました。
そこで修復暦、事故歴がないのが一番いいですが、それだけがすべてではない、フレームが歪んでいないかどうかが重要だと思います。
フレームの歪みをどう計測するかを以前より考えていましたが、そこは道具ですね、三次元計測器を使用することにしました。
コンピューターにボディのデータが入っていますので、ズレ、歪みがないか計測していきます。
かくサービスホールの円の内側三ヶ所を計測し、円の中心をコンピューターに覚えさせます、
メーカーから決められた寸法どうりになっているか全ての箇所を計測します。
この機会の素晴らしいところは、ボディが傾いていようが、計測機械自体を動かそうが、正確に3次元で総合的に計測できる点です。
前後左右だけでなく、高さ低さもでます。
全てを計測するのはボディがフレームだけの状態でないと出来ません、足回りや、エンジンなどがあると計測できない箇所が増えます。
当店でのリフレッシュ作業ではここまでボディをバラすことは少なくありませんので、有効な方法だと思い、導入しました。
計測後データシートが出せますので、ボディアライメント計測済みフレームとなります。修復暦の有無ではなく、フレームの歪みの有無をデータとして証明できます。ずれている部分は、赤字でズレ方向まで出ますので、基準値になるところまで修正します。
一台の車両のフレームでここまでばらしていると、これだけの箇所を計測できます。
今後、総剥離、電着塗装を行う車両で随時実施していく予定です。
サビが酷いだけで、そのボディ、車両をあきらめる必要はありません、また今後、修復暦、事故歴がある車両もあきらめる必要はないのではないでしょうか、「しっかり治っている、まっすぐ走る」という言葉だけではなく、データで証明できるボディであれば、安心して、その他機関のリフレッシュをして乗っていくことができるのではないかと思います。
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