「塗装剥離と電着塗装」 BNR32 046号車 5

2015/11/05

046号車、各部にシール剤を充填していきます。

シールや塗装の仕上げについて迷いましたが、いいところは、伸ばして、そうでないところは改善するを軸に

自分なりの考えですが、少しでも車両にいい状態になるように作業することにしました。

IMG_1350リアのタイヤハウスをボディをひっくり返して見ている状態です。

IMG_1353手塗りでパネルの隙間にシール材を塗りこんでいきます。

純正というか、ノーマル、新車は機械(エアー式のガン等)でシールを入れるというよりはパネルの隙間に載せていっている状態です。

2711051別の車両です、下回りのパネルのつなぎ目ですが、機械でやっているからなのか、量産品からなのか、このようにシール剤で塞がないといけない部分にも関わらず、シール材が載っていません、

正確な純正復元、新車再生ならこういった量産品ならでは、機械生産ならではの部分も再現が必要になります。

「純正みたい」「修理しているのがわからない」等、修理したことも、板金したこともわからないようにするにはこういった箇所の再現も必要になりますが、私はしっかり塞いだ方が車の為にいいことは、純正の復元や、

新車時と同じ用にしなくてもいいと思います。

 

修理したことがわからない板金塗装が一番とは思っていません。さらに上もあると思います。

ライン作業、メーカー作業だから優れているとこは無数になりますが、逆の、手作業で車両一台、一台に合わせた作業の優れているところも多数あると思います。

 

今回のテーマ「リメイク」「リセット」でメーカーの優れた究極の下地塗装、「電着塗装」を行いました、このまま新車を再現していくのもいいと思いますが、

この車両は、メーカーのいいところ(個人では到底無理な設備による、塗料の層につける、電着塗装や高温の焼付がま)と私のような個人の人間が一台に時間をかけて作業するいいところ(シール材の入念な塗りこみ、隙間まで散布するアンダーコートなど、量産品ではロスでしかない作業時間の多さ)を活かして仕上げたいと思います。