ステージア 260RS シャーシリフレッシュ 4

2015/01/22

ステージア、リア側は終盤です。

IMG_7397各アーム類にもブッシュ圧入完了。ロアアームは例によってボールジョイント交換のため、アームごとです。

IMG_7398ハイキャスのボールジョイントももちろん交換です。

IMG_7399シールも新品に・・・。メンバー下ろして全バラの場合このあたりのショートパーツまで交換します。

 

各ブッシュや、ボールジョイントなどメンバーを下ろさず車載で単品交換も可能ですが、サーキット走行など特殊な用途で一部分だけ劣化したりする場合でなければ、傷み具合に、差はあっても何度も交換が必要になるほど、ピンポイントで弱い部分はリアサスペンションにはないと思います。全体的にヘタってきます。

 

マルチリンクというだけあって、複数のブッシュ、ジョイントで支えあって構成されています。一箇所がダメになっている場合、年式、距離から考えてもその他もダメになっているか、それに近い状態です。

 

輸入車などで、数年、数万キロ程度で破れたり、ガタの出る負担の大きい特定の箇所のある車種などの足回りのパーツは工賃なども考慮し車載状態で単品交換は有効ですが、そもそも第2世代GT-Rの場合、製造から10年以上経過しています、

ブーツの破れ等で、車検に通ればそれでいいのでしたら、単品、ブーツのみ交換でもいいでしょうが、この先も乗るつもりなら、周辺パーツ、構成パーツの一式交換は、逆に交換コストを抑えることになると思います。

 

何より足回りの構成部品すべて交換することによりシャキっとした走りが蘇ります。

BNR32など特に「ボディが下手ってきて・・」や「ボディ剛性が低い」とよく言われますが、R33、R34に比べれば確かにそうですが、ブッシュ、ジョイントなどを新品交換すれば、びっくりするほど変わります。

 

サーキットなど高負荷の走行ではなく、通常走行で感じるヘタリなどは、ブッシュ、ジョイントのヘタリである場合が多いです。

ボディの剛性アップ、補強も重要ですが、まずはノーマルより劣化して性能低下している部分を取り戻してからでは・・・。