BNR32 ジャッキアップポイント修復 サイドステップ強化
2014/08/22BNR32 ジャッキアップポイント修復 サイドステップ強化に取り掛かりたいと思います。
BNR32のジャッキアップしてはいけないジャッキアップポイントは有名だと思います。
アップすると潰れます、潰れたところから水が浸入し錆びて行きます。
前回リフレッシュした車両ですが、この車両の場合ジャッキアップポイントの潰れはそんなに酷くなかったのですが、一枚めくると
こんな感じで少し潰れた部分から水が浸入し、内部へと腐食させていきます。
また潰れる要因としては、なぜか、
こんな感じに復元対策しましたが、そもそもBNR32では、サイドステップはアウター、インナーの2重構造です。
一部3重になっていますが、そこがフロントジャッキアップポイントで、謎の隙間の為、3重ですが弱いです。
R33、R34では、中にもう一枚あり基本3重構造になっています。それも端から端までではありません。
そこでR33、R34をみならって内部にもう一枚追加します。
まずは、モデル車両の28号車の現状から。
先ほどの車両よりかなり激しく潰れて、付き上がっています。
内部は、
潰れた部分が腐食してきています。
まずは、荒く引っ張り出して、
内部から2枚パネルを復元していきます。
そして今回の目玉
特注オリジナルパネルを全面にはさみます。
純正のサイドステップより型どりしていますので、きっちり付きます。ちなみに純正のインナーパネルは、
最近生産廃止になりましたが、もとは、そのインナーを製作しているときに、このパネルもせっかくならと製作しました。
(補強がメインではありませんが、効果はあると思います。)
今回の車両はインナーまで交換必要ありませんでしたが、あまりに錆びの酷いものは、オリジナルインナーと共に交換します。
(モデルの車両はフロント部に少しだけですが、溶接補強してありましたので、通常の車両と溶接の状態が異なっています)
あとはアウターを付けて、反対側も同じく施工して、完成になります。
どのくらいの変化があるか今から楽しみです。
ジャッキアップポイントの修復だけなら、下方向に修正機で引いてあとは、板金整形で塗装してしまえば、見た目は綺麗になります。
しかし潰れていた部分は、シールなども割れていますので、内部に水の浸入、また侵入だけでなく、純正の水抜き穴をふさいでしまっていたりで、錆び、腐食の温床となっている場合が多いです。
外を綺麗に仕上げても内部の処理が出来ていなければ、錆びも内部から進みますし、一度折れたパネル類は見た目は綺麗でも、以前より弱い力でも簡単に折れてしまいますので、強度面でも不安です。
ジャッキアップポイント修正+αとして補強、さらに防錆処理、今後、長く車両を乗りながら維持するために、
またパネルが生産廃止ですので、大きな事故や、錆び、腐食の場合はこのように製作していかないと維持できませんね。