BNR32 173号車
2025/05/25BNR32 173号車の作業を開始いたします、
7~8年間、乗らずに保管されていた車両を、オーナー様の要望で公道復帰させます。外装のヤレもありますが、まずは走行させるところから手を付けていきます。
引き取り時はもちろん不動でしたのでまずは現状把握のために、燃料関係をとりあえず中品を駆使して交換しオイルなど循環させて確認しました。
この段階でエンジン内部に異常があればエンジンもOHが必要だったのですが、圧縮圧力も基準値内で無事にエンジン始動もできましたので一旦エンジン内部はそのまま補器類のリフレッシュを行い、ブレーキもクラッチもダメになっていますので確認を進めていきます。
もちろん予算無制限であればエンジンも分解して交換できるものはすべて交換が望ましいですが、そうでない場合、事前の予算の確定が非常に困難です。
分解しなければわからない箇所や、走らせてみないと異常があるか確認できないなど作業を進めてみない事には判断できない事が多くあります。
その為必ず交換が必要な部品や作業を選別し、2度手間の可能性はありますが、とりあえず大丈夫そうなものはそのままでまずは安全に走ることを優先して、走り出してからさらに気になる個所をピックアップして手を入れていくことが最終的には復帰までの近道になるのではと思います。