BNR32 170号車 2

2024/10/02

BNR32 170号車ですが、フレームが曲がっていましたがどの程度ずれているのか、ジグに載せることに、

IMG_9309右フレームは、

IMG_E9363このくらい折れています、

IMG_9256左フレームも折れています。

IMG_9305BNR32専用ジグに載せると、

002左右よりも上下方向が大きくずれていました。フロント側が下がっているのがわかります。本来この矢印の部分の穴が一致してピンが入るのですが、約8ミリくらいフレームが下がっていて左右も少し振れていますね、

画像1第一メンバーのジグも本来この穴に入るはずなのですが、フレームが後ろに下がっていて入りません、高さも合いません。

今回一番厄介なのは、フレームがこの状態なのに外装がとりあえず取り付け出来ている事です、つまり土台、基礎部分は曲がっているのに上物だけ合うように修理されているという事です。

ですのでこれから土台、基礎部分を修正しますが、修正すると上物がずれてしまう可能性が非常に高くなります。

IMG_9354安心して走行するにはまずは土台、基礎なので修正を行います。

IMG_9366修正完了です。位置が合いピンが入ります。

IMG_9353第一メンバーも適正位置に、

IMG_E9363折れていたメインフレームも、

IMG_9379

修正出来ました、

IMG_9380左フレームも修正完了です。

これから上物の修正に入ります。

過去の修理でコアサポート、インパネ、フードリッジが交換されていましたがそれらの部品の多くは現在入手出来ません、再利用で修正するかドナーから部品取りしてくるか、造るか、のどれかになります。

メインフレームも本来であれば、この修正後ジグ上で新品に交換するのが一番ですが、生産廃止なので修正再利用になります。

ストラットタワーに続き色々なパネルパーツの再生産を準備していますが、それらが完成すれば基本的にどのような事故からでも

復活可能なのですが・・・。

再生産の道のりは険しいです。