BNR32 161号車 9
2024/04/17BNR32 161号車はR32定番のジャッキアップポイントの修理フロント側を始めます、
外から見た感じでは少し付き上がってる程度ですが、製造から数十年も経過している車両ではシール材が硬化しており、ひび割れたりしてそこから水が進入します。
家の外壁などでも10年~15年くらいでシール材の再施工など行っているのではないでしょうか、何十年も使用する家では一般的な補修作業の一つだと思います。
しかし車は10年程度の使用期間が一般的ですので、シール材の劣化やそこから起こる水の侵入などあまり注目されいないように思います。
今回のBNR32のように突き上げ自体は軽症でもシール材の劣化による水の侵入は内部で錆を発生させてしまいます。
古い車の錆には多くの方が敏感になっていると思いますが、その原因にも興味を持てば何故錆びるのかが分かりますし、そうすれば対策も出来ます。
ではこのBNR32の場合は、
室内側にはこのように穴が空いていました、
この部分はパネルが重なっている個所でシール材がひび割れると浸透圧で水が進入してきます。
パネル自体の変形はわずかですが、その変形によりシール材がひび割れています、シール材も新しい内は柔軟性がありある程度の変形に追従できますが、経年劣化で硬化すると追従できないどころか、動きの少ない箇所でもひび割れます。