BNR34 神奈川県 S様 137号車 5
2021/10/08BNR34 神奈川県 S様 137号車ですが、予想以上に下回りに塗装されている塗料が粘り気があり普通のシャーシブラックのようにシンナーでさっと拭いてという訳に行きません、そこで以前から検討はしていたのですが、それなりの金額もしますので導入を悩んでいましたが、今後新車時より何も塗装されていない車両の方が少なくなり、シャーシブラックやそれ以外のものが塗装されていることが多くなることは想像できますので、また新機材を導入しました。
平らな部分は手で取れますが、入り組んだ部分は指先も入りにくく取り除くのが困難でした、そこで、
すると後から塗られた塗装のみが剥がれて下から錆が出てきました、
新車時からのアンダーコート散布部分以外を剥がすと錆がたくさん出てきました、
前回も書きましたが、試しに純正のアンダーコートも剥がしてみましたが、その下は綺麗なものでした、もっと錆が酷くなるとこの純正のアンダーコートにしたにも錆が進行してきますが、それはアンダーコートを錆の原因となる水分が通り抜けているのではなく、本来弾力のあるアンダーコートや新車時のシール材が経年劣化で硬化し、ひび割れが起きる為そこから水分が進入し錆の原因になります。
見て頂いて分かると思いますが、ドライアイスブラストでは錆まで取り除くことが出来ません、アンダーコートの下の純正の電着塗装も剥がしません、剥がす力が他のブラストより弱いのですが、それがいいのです。
すでに導入しているウェットブラストを使えば、アンダーコートも錆も取り除けますが、健全な部分の電着塗装も剥いでしまいます、その上、メディアが散乱し室内やフレーム内部など各部に入り込んでしまい、その後の清掃で車両をドンガラにする必要が出てきますので、作業自体がかなり大掛かりなものになってしまいます、
もちろん全車ドンガラで行えばいいですが、オーナー様ごとに予算もありますのでそうも行きません。
そこでドライアイスブラストのウェットやドライブラストより弱い攻撃性が役に立ちます、電着塗装を剥がさず不要なものだけを剥がしてくれます、さらにメディアはドライアイスですので、気化して無くなりますので、車を汚しませんその為分解も最小限でいけます。
今後下回り防錆処理で活躍してくれると思います。