BCNR33 北海道 N様 134号車 リビルトボディへ

2021/04/27

BCNR33 北海道 N様 134号車は、リビルトボディをご購入いただき、さらに当店にてボディ交換作業をさせて頂くことになりました。

IMG_0898オーナー様よりリビルトボディへのお問い合わせがあり、お話を伺うと、錆、腐食による強度不安から継続検査を断られたとの事でした、当店でも過去何台も北海道走行の車両の錆び修理を行っていますが、(今現在もBNR34 127号車が作業中です。)関西育ちの私の想像を超えるくらいの錆、腐食が起こります、ある程度想像は出来ましたが、車両の確認とオーナー様との打ち合わせに北海道に行ってきました。

そしてリビルトボディのご購入と、作業をご依頼頂き、この度車両が当社に到着いたしました。

 

ぱっと見は問題ないように見えますが、

IMG_0889定番のストラットは過去何度も修理されてきた痕跡が伺えます、

IMG_0890表面のシール材を手で剥がすと、

IMG_0901もうすぐ地面が見えそうです、

IMG_0884下回りもサイドステップが既に一部無くなっており室内が見えます、

IMG_0885リアメンバーの取り付け部周辺など既にボディの崩壊が始まっており、確かにこれでは強度的に走行するのは危険ですね、

IMG_0887リアメンバーにも穴が空いていますがこちらは交換すれば簡単に修理可能です、

 

今回まさしくリビルトボディ製作の趣旨どうりの車両です、このボディも修理は可能ですが、ここまで腐食するとドナーが必要になりますし、何より相当な時間がかかります。

IMG_0900そこで製作後出番を待っていた、全塗装、防錆処理済みのリビルトボディです、野ざらしで廃棄予定だった車体が、全分解からの全塗装で復活し次のオーナーを工場で待っていましたが、

エンジンから内装からすべてのパーツを引き継ぎ、また一台の車として走り出してくれることを嬉しく思います。

 

✳︎当社では、このようなベースとなる様な車両も探しています、解体、永久抹消してしまうと、世の中から1台GT-Rが消えてしまいます、冠水、炎上、不動、錆、腐食、欠品、どの様な状態でも大丈夫ですので、廃棄する前にご連絡下さい、買取させて頂きます。