リビルドボディ BNR32 第2号 防錆コート
2020/10/02リビルドボディ BNR32 第2号は分解が完了し、
タール状の物で、北陸地方や、融雪剤の多い地域の車によく塗装されている製品です、粘り気がありボディを保護しますが、
これらは防錆コートが効いていないのではなく、ボディの錆が気に出してから錆の上に防錆コートを塗装している為になることが多いです、あとは飛び石などで付いた小さな傷から水分や、融雪剤が入り込み発生します。
ある程度錆が気になりだしたら、「防錆コート」類をいきなり塗装するのではなく、まずは出来る限り発生している錆を取り除き、さらに錆止め材や錆転換剤を施工してその上にコート剤を塗装する方がその後のもちが違います、
理想的にはまず錆びる前に塗装するべきです、しかし新車時に塗装することは少なく、ピカピカの新車にいきなり塗装することは稀です、東北地方や、海沿いの地域は新車時からこのようなコート剤を塗装しているところもありますが、それでも
パーツをばらしてまで施工するわけではないので、この画像のように、ここには燃料タンクが付いていますが、燃料タンクを外さず塗装しているので、(画像のワインレッドの部分に燃料タンクが付いています)
ですので理想的には、外せるものは外してからがいいです。
さらにこの車両もそうですが、1液性のタイプはシンナーやパーツクリーナなどで簡単に剥がれます、缶スプレーのタイプは全て1液製です。
硬化剤が含まれていませんので、乾燥後は密着も弱く耐久性も低いです。基本的には硬化剤との2液混合タイプの塗料や溶剤の方が錆止め効果も耐久性も1液製よりはるかに優れています。
この上から塗装しても下の塗装が弱い為効果が低いので、
まずは手作業で全て剥ぎ取ります、非常に大変な作業ですが、それでもこれが塗ってあったおかげで錆がこの程度で済んだかもしれません、剥ぎ取った後は、
2液製のプライマーで金属露出面に密着、保護しその上に上塗りとの密着を促すサーフェサーを塗装します、このサーフェサーは空気中の水分を遮断し侵入させない効果もあります、こちらも2液製を使用しその上に2液製ウレタンコートを塗装します、最後にボディ色を塗装します。