BCNR33 024号車 エンジンOH 開始
2014/07/17エンジンブローで入庫のBCNR33オーナー車両です。024号車としてエンジンOHします。
エンジンから異音とのこと、お聞きする内容からして、メタルブロー・・・。
最近ノーマル+αが多かったのですが、024号車は、500PS以上出ているチューニングカーです。
今まで以上の耐久性のあるエンジンを製作させていただきます。
まずはエンジン降ろします。
これはいつもと一緒の作業なのでサクッと。
補機類外して
エンジン作業室に運びます。
ヘッドを降ろします。比較的管理のいいエンジンで内部はきれいな方です。
金属片があちこちに出てきました。
ばらし完了
やっぱりメタルでしたね。5番コンロッドメタルがダメになっていました。左は同じエンジンの問題の無いメタルです。
いままでのオイル管理はよさそうなエンジンでしたが残念ですね。今まで以上のエンジン組ませていただきます。
ブロック、クランクは新品使用します。ブロックはもちろんN1ブロックです。
ヘッドもバラシていきます。
エンジンOH作業の半分以上は洗浄です。ヘッドは内燃機屋さんに出て行きます。
画像では一瞬ですが、加工より帰ってきました。面研磨、ガイド交換、シートカット等々、
帰ってきたといってもそのままでは組めず、このようなバリを
このようにきれいにして、さらにペーパーでさらいます。
洗浄の次に時間がかかるのが、計測です。クランクメタルのサイズを決めるためひたすら計測です。
型が新しくなってからのブロックは本当にバリも少なくいい状態です。
ピストンはHKSの鍛造ピストンを使用します。
オイルポンプもサーキットを走行されるとのことですので、HKSの強化品を使用します。
少し画像飛びますが、ヘッドも組みつけました。
タービンもOHしエンジン完成まであと少しです。
エンジン完成です。エンジン外観は、おなじみニュル仕様で行きます。
車両に搭載エンジン始動です。いつやっても組んだエンジンの最初の始動は少し緊張します。
車両に搭載エンジン始動です。いつやっても組んだエンジンの最初の始動は少し緊張します。
一旦完成です。オーナー様にナラシをして頂いて、ナラシ完了後、再セッティングします。
