防錆処理について

2017/11/23

防錆処理、最近非常によくお問い合わせがあります。

再販部品も出るようですが、それにしてもすべては出ないでしょうから、生産廃止になる可能性、すでになっている部品をどう使っていくか、どう壊さないかが大切です。

 

 

1今後メニュー、プランにして紹介させて頂きますが、防錆について触れたいと思います。

防錆処理はできる範囲だけ行っても、もちろん効果はありますが、バラさないと効果は半減以下です。

 

作業としては、各パーツの分解、取り外し作業があり、設備も必要な上、陸運局の認証を得た工場である必要があります。

分解後、錆の有無により、板金作業が必要です。

その後、塗装作業を行い、

最後は組み付け作業が必要です、この時、ただ洗って組み付けるのではなく、各パートごとに、劣化や異常がある場合は修理、交換が必要になります。

当店でよく行っているシャーシリフレッシュなどです。

 

缶スプレーを吹き付けるだけも防錆作業ですが、このように整備、板金、塗装が全て必要なのも防錆処理です。

2当店での防錆メニューの一番大掛かりなものでは車両を一度全分解します。

4そのうえで必要な個所にシーリングを行います。

分解が必要な理由として、また、バラさないと効果半減といったのは、

 

IMG_9057参考にBCNR33ですが、

IMG_9067リアメンバーの取り付けバーの裏に

IMG_9069錆が発生します。

IMG_0375ですので、まずはリアメンバーアッセンを下し

IMG_0378続いて燃料タンクを下します。

IMG_0379燃料タンクとボディが接触している部分が、

IMG_0381各部、

IMG_0386錆が出てきています、このレベルの錆なら問題なく取り除けますが、ほおっておくと

IMG_0038燃料タンクの裏のフレームが取り消しのつかないことになります。

 

その為

5全体を塗装するのが望ましいと思います。