BCNR33 オーテックバージョン 082号車  東京都 F様 7

2017/07/01

東京都 F様 BCNR33 オーテックバージョン 082号車ですが、

IMG_7955各部腐食箇所を

IMG_7988切除して

IMG_8023鋼板から切り出し整形して

IMG_8044溶接して復元、この作業を裏表、リアフェンダーの前、後ろの4箇所、パネル数で言うと今回は20枚程度作り出して溶接。一回で理想の形状にたたき出せないので試作、失敗をいれると・・・

IMG_80371枚作るのに場所によっては、4枚も・・・

IMG_8030やっと1枚完成

 

 

IMG_9757外側の一枚だけならまだいいのですが、切開すると内部も錆びていますので、内部のパネルも製作

IMG_9782ここだけでも内部でこれだけのパネルの作成が必要です。

IMG_9786ジャッキアップポイントの膨らみも叩いて整形して作り出し

IMG_9787仮合わせを何度も行い

IMG_9798外側も作り出します。

 

大まかな欠損部分が再建できれば、次は、

IMG_9830ウェットブラストにてその他のサビ取りです。

一番最初にサビ取りからやりそうですが、それですと欠損部分がさらに大きくなくなってしまい元の形、位置がわかりにくくなりますので、大きな欠損部分は先に再生してから、ブラストにてサビ取りに入ります。

01082号車はボディ外装や、室内はほぼバラしていないので、いつものように車体を引っくり返すことができません。その為下に潜ってのブラストになります。

はっきり言って相当大変です。

02水と砂が上から降ってきますから

03袋状の箇所や、タイヤハウスなどは打ち付けたメディアと水が跳ね返ってくるので砂だらけになります。

04それでも交換は抜群で、このような状態の箇所も

05ここまで綺麗にメタルの状態にできます、グラインダーや、ワイヤブラシなどでは隙間などこうはいきませんし、ここまでのサビを取り除くと通常は穴だらけになると思いますが、

ウェットブラストは錆びている箇所、錆の組織のみを取り除けるので、理想的に除去できます。

06再建した部分もブラスト後はもはやノーマルと分からない程度になったと思います。

 

IMG_0041乾燥後はシーリングして、2液性ウレタンコート剤にて保護

07ノーマルから弱かった部分は

09より重点的に保護

08思う存分走っていただいて長持ちするように

IMG_0059その上からボディ同色塗装

IMG_0061新車以上へと仕上げて行きます。

IMG_0057同時進行でエンジンルームも、ストラット部は新品に交換です。

IMG_0081ツヤツヤ仕上げです。

IMG_9998あとは、組付だけ・・・であれば早いのですが、今回はブッシュ交換などシャーシリフレッシュはメニューではありませんので、アーム類は基本的に作業対象ではありませんが、綺麗になったボディに錆びたままのアーム、ステーをそのまま組むことはできませんので、

IMG_0001こんなパーツも

IMG_0003ウェットブラストでサビを落とし

IMG_0083塗装してから組付

IMG_0224出来るかぎりきれいにしてから組付。

 

間もなくエンジン搭載です。