BNR34 サビ修理  066号車 17

2017/03/20

066号車は組み付け中ですが、通常の車両であればそんなに時間のかからない作業ですが、この車両は各部の錆がひどく、なにかと時間がかかります。

IMG_7269室内はある程度できてきました。

IMG_7261問題は下回りやエンジンルームのステーですが、

IMG_7262ほんとにいろんなところが錆びています、せっかく綺麗に塗装した下回りと、エンジンルームですので、出来る限り綺麗にしたいです。

新品に交換が一番理想的ですが、生産廃止もあり、またこのようなステーなどもかなりの数がありますので、全て交換するとそれなりの費用になります。

IMG_7267そこでウェットブラストミニ、薄いステーなどはドライブラストを行うと穴が空いたり、削りすぎてペラペラになってしまいステーの役割を果たせません、画像のわかると思いますが、ウェットブラストは錆びている部分のみ削り取り、問題のない塗装は残ります。

これを再塗装して使用します。

 

非常に微妙なラインなのですが、全て剥離したり、パネルから製作したりしていると、新品の購入金額を作業工賃が超えてしまいます。

この程度のウェットブラストと補修塗装ならそこまで時間がかかりませんので、付帯作業として全体の工賃に込で作業できます。

数百円程度のステーは交換します。

(この各パーツの価格を調べる作業も地味に時間がかかりますが、そこはノーカウントで。)

IMG_7264燃料ポンプへのサービスホールのパネルですが、こちらもウェットラブストで

IMG_7268必要な分だけサビを取ることができます。

 

これらの作業は本来のサビ修理ではありません、ここまで錆びていると、ベストは全て剥離して下地から塗装です、あくまでコストを抑えるために、組み付け時にパーツをウエスで拭いて組むような、組み付け時の清掃作業の一つです。

ボディ、フレームなど基本的に交換のできない部分は出来る限り完全に剥離して作業しますが、今後交換の簡単な部分、特にフレームに密着していないパーツは簡易処理でコストを抑えます。

 

 

ある物は、全て新品、作業も徹底的に、剥離できるものは全て剥離・・・。確かにいいものは出来るかもしれませんが、コスト無視で作業依頼できるオーナー様はおられません。コストも非常に重要です、問題はどこでコストを抑えるのかです。