結晶塗装、下地づくり

2015/09/15

当店のオリジナルパーツの結晶塗装シリーズですが、この度下地処理を、ウェットブラストにて行うことに

しました。

ウェットブラストにつきましては、後日詳しく触れますが、普通にブラストと言えばサンドブラストを

想像されると思いますが、サンドブラストは、サンド、つまり砂のみをエアーで飛ばして対象物の塗装なり、サビなりを剥離するものですが、ウェットブラストは時のとうり、そこに水が混じります、

今回ヘッドカバーの下地として採用しましたのは、結晶塗装には下地との密着性が非常に大事で下地が悪いと数年で剥がれてしまいます。

下地処理だけでは通常のサンドブラストでもいいのですが、サンドブラストの場合は攻撃力が強く、素材にダメージを与えてしまいます。

IMG_0738ウェットブラストにてヘッドカバーの一部を剥離しましたが、サンドブラストなら上手く施工しないとこのRB26の文字の角が削れてしまい、丸くなって文字の輪郭がぼやけてしまいます。

 

ウェットブラストのメリットはいろいろありますが、まずはメディアが非常に細かいので素材へのダメージがすくなく、また液体を対処物との間に挟むので、摩擦熱の発生もありません。

IMG_0737サージタンクを剥離しますが、

IMG_0743

剥離剤等の薬品でも剥離できますが、その場合下地に、塗装との密着をよくするための足付け作業が必要になります。

ただサージタンクのような形状では、ペーパーなどでは理想的な足付けは非常に困難です、

IMG_0744ウェットブラストであれば、理想的な下地を作り出すことができます。

 

素材を傷めず、熱も与えず、理想的な下地を作ることができます。

利用方法は更にありますが、また後日に・・・。