BCNR33 錆修理 6
2014/07/03錆び修理のBCNR33ですが、骨格が完成です。
さらに開口部にスポット溶接にて、追加補強していきます。
BCNR33とBNR32を比べて特にリアウィンドウの開口部のスポット溶接はBCNR33の方がかなり数が多いですね。
やはりリア周りの剛性の差がかなりあるようです。BNR32の補強はこのへんがポイントになるかと思います。
次はそう簡単には錆びないように、各部、溶剤→シール材→チッピング塗装を防錆していきます。
穴が開いていたフロア部分も、鉄板切り張りにて修正、復元しています。
その後、外装の塗装に移ります。
今回も本気の塗装にて、塗装します。
錆び修理した部分は、ボディ内部から最終は同色にて仕上げていきます。
欠損していた部分も復元完了です。純正よりも溶剤、シールは念入りに行っています。
交換したサイドステップはスポット補強、溶剤処理、チッピング塗装の上から同色塗装で仕上げています。
さらに交換したリアフェンダーの内部、サイドステップ内部に、ノックスドールをしっかり散布しておきます。
内部からのノックスドールの散布が終われば、内装を組んでいきますが、純正の天井の断熱はこんなスポンジが2枚あるだけですので、
当店のオーテックで使用した断熱、防音材を使用します。
施工後です。重量も軽く、防音、断熱にかなりの効果を発揮します。防音、断熱の効果も重要ですが、何より重量が非常に軽量なのがいいです。
オーディオ系の素材ですと防音効果などは非常に優れていますが、重量もかなりあります。基本はスポーツカーなので軽くしたいですね。防錆でシール材、溶剤での重量増がありますので、軽量は必須です。
いよいよ完成です。フロントウィンドウは断熱性にすぐれたクールベール、各部モール類もすべて新品ですので、見た目は新車です。
オーナー様のご希望でミッドナイトパープルⅡです。
錆びが酷く、今後の状態維持が困難な車両でした。通常の乗用車であれば、ここまでの作業はしないでしょう。
オーナー様の愛情とやる気でここまでの作業をさせていただく事ができ、また一台GT-Rの復活のお役に立てたことをうれしく思います。
本当にありがとうございました。