BNR32 錆修理 ヒンジ部分
2013/03/23BNR32 ボディ補強を行っている車両ですが、開口部にスポット溶接を行いますので、各部ばらしたついでに、錆修理、錆対策を行います。
ドアヒンジの部分ですが、この部分は、新車製造時に、ヒンジを付けて、塗装されていますので、ヒンジとボディの間には、
塗装がありません。
水などが浸入しないようにシールされていますが、そのシールが年数がたつと、硬化し、縮んだりして、ひび割れします、
そこに雨水などが入り、中が錆ます。
まずは、できる限り錆を落とします。リアフェンダーなどの外装と違い、ドアを支えている部分だけあって、
鉄板は分厚いですので、穴が開くほど酷いのは見たことありません。
次に防錆剤を塗ります。かなり強力な防錆剤を使用します。いわゆる錆添加剤、防止剤などは、数ヶ月間は効果がありますが、
普通の防錆、添加剤ですとその後、ひび割れ、劣化などで、やはり錆ます。
この防錆剤は、無気孔のコーティングを形成し半永久的な耐久性があるといわれています。
もともと航空機や、船舶で使用されていただけあり効果は抜群だと思います。
錆はできる限り取り除きますが、鉄部の水分を強力に取り込む性質がありますので、錆の上に塗ってもききます。
その為、むき出しの鉄に塗ると表面の水分を取り込み今後の錆の発生を抑制します。
その後、2液のサーフェサーにて下地を作ります。
このサフにも防錆性能があります。
最後にヒンジを組んで、新しくシールして、ボディ色を塗装します。シール材が新しくなりますので、当分ひび割れなどは起きませんし、ヒンジとボディの間にも防錆処理してありますので、安心です。
同じ作業をボンネットヒンジ部にも行います。
補強のついで、修理のついでにいかがでしょうか?