BNR34 神奈川県 S様 137号車 1
2021/08/19BNR34 神奈川県 S様 137号車は、まずはストラット部の作業から、
まずは右側から、こちらはパネルを突き破り錆が出てきていますので、パネルの裏はかなり錆が進行しているものと思われます。
部分的な切開で修理可能か判断する為に一部めくってみましたが、部分修理では無理そうですので、
次に溶剤を使って処理をします、錆の進行具合により数種類使い分けます、この後溶接しますので、通電性のある溶剤を使用しています、
純正と同じくスポット溶接にて取り付けます、半自動溶接よりも熱の入る範囲が小さく出来ますので、今後の錆のリスクを抑えることも出来ますし、見た目にもノーマルと違和感がないです。
続いて反対側、こちらは一見大丈夫そうですが、右側だけ錆びて左は大丈夫とはなかなかいきません、よく見るとパネルが盛り上がっています、という事は・・・。
シール部分から少し見えていた錆も中ではこれだけ進行しています、
錆はこれでなくなっているように見えますが、錆の根は深くまで進行していますので、さらに溶剤で錆を抑えます、
137号車に関してはそこまで錆は酷い状況ではなかったので、パネル3枚目までの処理にしました、さらに進行している車両の場合はもっと分解していくことになります。
BCNR33、BNR34でこの作業をすると、このストラット部だけが錆びているように見えるかもしれませんが、ストラットに限らず、ほぼ全てのパネル接合部は錆びています、新車から2,3年もすれば錆びています、
接合面の裏側は錆びています、ですので、全ての錆を取り除くには車のパネルを全て分解して処理しない事には不可能です、出来ない事は無いと思いますが、ものすごい時間がかかりますし、それ以外にもいろいろと問題があります、
(この手法について別の車両にて試して行きますので、別の機会に)
ただ錆びやすい部分とそうではない部分、さらに錆が進行しやすい部分とそうではない部分があり、ストラット部は錆びさすくまた進行しやすい環境下にありますので、他の部分よりも表に出てくるのが早く、また目に付きやすい場所ですので、気にもなります。
その為ストラット部のみ重点的に処理をしています。