BNR34 大分県 T様 133号車
2021/03/05BNR34 大分県 T様 133号車はボディ全塗装、エンジンルーム全塗装、ボディ下回り防錆処理、と室内以外の塗装フルメニューです。
非常に程度のいい状態ですが、それでも経年劣化を止めることは出来ませんし、劣化が進行してから作業するよりは、早い段階でリフレッシュして頂いた方が結果的に時間、コスト共に少なくすることが出来ると思います。
まずは外装パーツの分解です、外観は綺麗でも、、
ドアミラーを外したところです、まだまだ小さな錆です、このレベルであれば塗装の下地処理の付帯作業で行えるので追加で費用がかかりませんが、
ここから始まった錆がモールの下までこのように進行するとドア交換か、かなり時間のかかる板金作業が必要になります。
133号車は錆があると言っても、このレベルの錆が
出ているくらいでした、まだ下回りがどのような状態か分かりませんので、次々バラシていきますが、
分解時にエアコンのガスを抜いて、組み付け後ガスを充填しますが、今までは分解、組み付け作業の一環として行っておりましたが、エアコンもボディと同じく経年劣化が進んでいるでしょうから、ただの分解組み付けでは無く、こちらの機材を導入し、エアコン内部のクリーニングとより精度の高いガス量計測により、エアコンシステムもリフレッシュできるように致しました。
特にエアコンにトラブルがない車両でも、エアコンガスは微量に抜けていきます、また新車時からも規定量より低い車両も多く（逆に多すぎる車両もありこれも能率低下の原因となります）また従来のガスチャージ方法では数グラム単位での充填確認は出来ない為、「ある程度」の管理しかできませんでしたが、このSnap-on PS134PROであれば、数グラム単位で充填量を確認できる上に、充填ガスの純度を高め本来の性能を発揮させやすくなります。
（R134ガス用ですので、ノーマルのBNR32には使用できません、先にR134化が必要です。）
こちらのBNR34も規定量500gに対して、回収できたガスが240gでしたので、約半分程度しかガスが入っていなかったことになります。
これから分解するので一旦ガスを改修して、組み付け後充填します。
当店では今後エンジンルームの塗装作業等、車体分解時にエアコンシステムを分解する作業がある場合、それらの作業費用に込みでこのエアコンリフレッシュを行わせて頂きます。
そしてエンジンや足回り、メンバーなど分解していきます、
錆は出てきますが、どれも軽症です、
今のうちで良かったです。続いては下回りの分解へ・・・。
