BCNR33 再修理 7

2013/11/14

再修理車両ですが、まずは前回の続きで、ストラット裏の処理から。

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溶剤、シール、チッピング、塗装と4層の防錆です。

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次に当店のオーテックに使用して非常に効果的でしたので、今回の再修理車両にも一部使用します。

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メインフレーム交換にフロアのメルシートと呼ばれる、純正の防音、制振、断熱目的のシートが張られています。

こちらが純正の剥がす前です。

これはこれでいいんですが、もっと性能のいいものが無いかと探してみて見つけた物を試して、効果が大きかったのがこのシートです。

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探すにあたって、まず調べたのは、オーディオ系のデットニングに使うシートです。
効果は非常にありそうなんですが、鉛のような感じで、重量のあるものが多いです。
制振目的ですので、当然重量のあるシートは効果的です。

ただスポーツカーですので、基本的には軽ければ、軽いほどいいので、純正より、重量のあるものは却下です。

 

また防錆で純正以上のシールや、溶剤また、チッピング塗装をしていますので、防錆分は重量が増えていますので、せめてシートは少しでも軽いほうがいいです。
(オーディオ系の制振シートは軽量な物も多くありますが、非常に高価な物も多いです。今回はスピーカーの音質向上には、関係のないパネルですので。)

 

 

次にフェルトとかの綿、スポンジのような素材も軽くて、防音、断熱にはいいのですが、パネルに張り付きませんので、制振の効果は望めません、エンジンのノイズや、タイヤのロードノイズなど愉快な振動は少しでも少ないほうがいいので・・。

 

そこで今回のシートを見つけました、住宅の内装に使う、部材で上の画像のようにまずは、非常に軽量で断熱性も高く、パネルへの密着も強いので、ルーフ裏なども問題ありません。
また建築部材ですので、有害な接着剤も使用していなくて、難燃素材であることも条件です。

 

フロア全面、ルーフに施工した、当店のオーテックでは標準車と比べて高級車のようになりました、
またフロアからのマフラーの熱の伝わりもかなり変わります。
ルーフも全面ですので、夏場などは効果も大きいと思います。

 

このシートに限らず、材料などは、探したり、試したりするのに労力と費用が必要ですが、いいものを見つければ、コストも下げれて、効果はアップするものも多くありますので、地道にいろいろなものに興味を持ち探して活用していきたいと思います。